獣医師採用に困っていた私が、実際にやったこと21選
「求人を出しているのに、獣医師から応募が来ない」
動物病院の院長から、今でもよくご相談いただくお悩みです。
実は私自身も、動物病院グループで人事を担当していた頃、獣医師採用には本当に苦労しました。
求人を掲載して待っているだけでは、なかなか応募は来ない。
では、どうすれば自院を知ってもらえるのか。
どうすれば興味を持ってもらえるのか。
どうすれば実習に来てもらえるのか。
そして、どうすれば「ここで働きたい」と思ってもらえるのか。
採用担当として、考えられることはかなりやりました。
今回は、当時の私が実際に取り組んでいたことを改めて振り返り、21個にまとめてご紹介します。
もちろん、21個すべてをやれば獣医師を採用できる、という話ではありません。
病院の規模や地域、採用したい獣医師によって、必要な施策は違います。
まずは「こんなこともできるんだ」という採用施策の全体像としてご覧ください。
まずは「知ってもらう」
どんなに良い病院でも、存在を知られていなければ応募にはつながりません。
私が最初に取り組んだのは、獣医師や獣医学生に自院を知ってもらうための接点を増やすことでした。
1.SEOに強い求人媒体には、できる限り掲載する
2.自院の採用サイトをつくる
3.全国の獣医系大学へ求人票を送る
4.大学へ採用パンフレットを送付する
5.合同就職説明会・就職イベントに積極的に出展する
6.人材紹介会社を活用する
7.リファラル採用に取り組む
求人媒体だけに頼らず、学生、転職希望者、大学、人材紹介会社、スタッフのつながりなど、さまざまな場所に接点をつくりました。
「興味を持ってもらう」
知ってもらっただけでは、応募や実習にはつながりません。
次に考えたのが、
「たくさんある動物病院の中から、自院に興味を持ってもらうにはどうするか」
ということでした。
8.採用パンフレットをつくり込む
9.就職説明会で投影する採用ピッチ資料をつくり込む
10.noteを活用して、採用広報をする
11.求人原稿を何度も見直す
12.自院ならではの魅力を洗い出し、言葉にする
13.採用したい獣医師像を明確にする
14.採用したい人に合わせて、伝える内容を変える
求人票だけでは、伝えられることに限界があります。
そこでnoteなども活用し、スタッフのこと、教育のこと、病院の日常や考え方など、求人票では伝えきれない情報を発信しました。
「自分たちが伝えたいこと」ではなく、「採用したい人が知りたいことは何だろう?」という視点で、伝え方を考えるようになりました。
出会った人を「実習」につなげる
特に新卒獣医師採用では、合同就職説明会などで学生と出会えたからといって、すぐに応募してもらえるわけではありません。
まずは見学や実習に来てもらい、自院をもっと知ってもらう必要があります。
そこで、出会ってから実習までの流れも意識してつくりました。
15.採用公式LINEをつくる
16.合説→LINE→見学・実習までの導線をつくる
17.一度接点を持った学生を継続的にフォローする
合同就職説明会でたくさんの学生と話して満足してしまわない。
「その後、何人が実習に来てくれたのか」
までが採用活動だと考えていました。
「実習」も採用活動として考える
そして、実習に来てもらえたら終わり、でもありません。
学生にとって実習は、その病院で働くかどうかを考える大切な機会です。
だからこそ、実習そのものも採用活動の一つとして考えました。
18.実習内容そのものを見直す
19.院長だけでなく、スタッフみんなで学生を迎える
20.実習後にアンケートを取り、改善する
学生は診療内容だけを見ているわけではありません。
スタッフ同士の会話、質問のしやすさ、忙しいときの雰囲気など、「自分がここで働いたらどうだろう」という視点で病院を見ています。
実習生を迎えることも、病院全体で取り組む採用活動の一部だと考えていました。
そして「やった」で終わらせない
最後が、これです。
21.応募・実習・採用までの数字を追い、施策を見直す
求人を掲載した。
合同就職説明会に出た。
採用サイトをつくった。
それだけで終わってしまうと、その施策が本当に採用につながっているのか分かりません。
応募がどこから来たのか。
合同就職説明会で出会った学生のうち、何人が実習に来たのか。
実習から何人が応募につながったのか。
数字を見ながら、続けるもの、変えるもの、やめるものを考えていました。
21個全部やる必要はありません
こうして並べてみると、
「獣医師を採用するために、こんなにやらなきゃいけないの?」
と思われるかもしれません。
大丈夫です。
21個全部やりましょう、という話ではありません。
むしろ、私自身がいろいろ試してきたからこそ、今はそう思います。
大切なのは、施策の数ではなく、
「自院の採用活動が、どこで止まっているのか」
を考えることです。
そもそも知られていないのか。
求人は見られているけれど、興味を持ってもらえていないのか。
合同就職説明会では学生と出会えているのに、実習につながっていないのか。
実習には来てもらえているのに、応募につながらないのか。
どこに課題があるかによって、やるべきことは変わります。
振り返ってみると、現在、私が動物病院の採用支援で行っていることの多くは、自分自身が獣医師採用に困り、試行錯誤してきた経験が原点になっています。
次回からは、この21個を
「知ってもらう」
「興味を持ってもらう」
「実習につなげる」
「実習から採用につなげる」
という段階に分けて、
実際に何をやったのか。
やってみてどうだったのか。
もう少し詳しくお伝えしていきます。
獣医師採用にお困りの動物病院さまへ
COME TOGETHERでは、動物病院に特化した採用支援を行っています。
求人を掲載しているけれど応募が来ない。
合同就職説明会には参加しているけれど実習につながらない。
実習には来てもらえるけれど、なかなか採用まで結びつかない。
そんなときは、やみくもに施策を増やすのではなく、「採用活動のどこに課題があるのか」を整理することから始めます。
採用戦略の整理から、求人原稿の見直し、採用サイト・採用パンフレット・採用ピッチ資料・採用公式LINE・採用広報、合同就職説明会や実習から採用につなげる仕組みづくりまで、病院の状況に合わせて一緒に考え、実行をサポートしています。
「何から手をつけたらいいか分からない」という段階でも大丈夫です。
獣医師採用にお困りの際は、お気軽にご相談ください。